ゼロからの情報システム

  現代社会の情報インフラの仕組みをゼロから学べます.

設定ユーティリティ

情報社会に生きるアナタ.
自動車社会で自動車や高速道路や宅配便のこと知らないで生きていけますか.
情報社会では,スマホやパソコンやインターネットやウェブが,自動車や高速道路や宅配便に相当します.
このサイトは,パソコン使いのパソコン知らず,を対象に情報社会の基盤技術を説明します.

1.24 周辺装置の構成を変える時には既定値を設定する

まず,設定ユーティリティの作業画面の構成を知って下さい.英語の意味は気にする必要がありません.

写真8の画面の一番下にあるスカイブルーの帯の部分は,この画面での操作法を示しており,いわゆるヘルプです.例えば,帯の中の2行目の左から2つ目に矢印←と→がメニューの選択(Select Menu)に使うキーだと出ています.

キーボードの右向きのキー(→)を一回押すと,画面の上端のメニューのハイライトが次の選択肢Advancedに移り,写真9(a)の画面に切り替わります.この画面ではパソコンに接続する可能性のある周辺装置の扱い方を設定します.

       
写真9


  写真 9 (a)アドバンス     (b)接続ポートの処理

例えば,↑↓キー(Select Item)を使って中段の白抜きの項「周辺装置の構成(Peripheral Configuration)」を選択してEnterキーを押すと(b)の画面に切り替わります.シリアル,パラレル,オーディオ,USBなどは周辺装置を接続するためにこのパソコンに用意されている接続ポートの種類です(写真7参照).

この画面(b)では,これらの接続ポートに周辺装置が接続されたとき,基本ソフトウェアがどんな風に対応すべきかを設定をします.設定内容の具体的な意味の説明は省略します.

写真10(a)(b)の画面はメニューの白くハイライトされている選択肢を見れば分かるように,ブート可能な装置1.20参照)の設定などを行うものです.


        
写真10

  写真 10 (a)ブート可能な装置の設定   (b)ハードディスクチェック順

1.23 バイオスの既定値データがCPUに接続されている装置を教える

どのような装置が接続されているかの判断を,CPUはバイオスプログラムに含まれている初期化のプログラムを利用して行いますが,それには,バイオスROMに記憶した既定値データを利用します(1.20参照).

ところで,パソコンに接続する装置は利用者がいろいろ変更できます.そのためにバイオスの初期設定データを変更するプログラムが,どのパソコンにも購入した時点から既に組み込まれています.

これを(バイオス)設定ユーティリティといいます.バイオスプログラムの一部です.

設定ユーティリティは電源を入れた直後の短時間だけ起動できます.どうやって起動し,初期設定値を変更するかは,購入時に付属してくる取扱説明書に書かれています.

写真8は写真3のパソコンの設定ユーティリティを起動した時に表示される画面です.このパソコンでは,電源オンの直後に,キーボードの「Delete(デリート)」と書いてあるキーを押すことで,設定ユーティリティを起動することができました.

写真8では,一番上の青色の部分に白抜きで左から右に表示されているのは,メニューの選択肢です.明るくなっている選択肢Main(メイン)が選択されており,その作業画面がいま表示されています.


写真8

 

写真 8 設定ユーティリティのメイン画面

 この画面ではバイオスのバージョン(いつ作られたバイオスプログラムかを示す),CPUの情報,メモリの情報,このコンピュータのカレンダーと時計に設定されている年月日と時分秒を知ることができます.

黒文字部分が設定ないし選択することが可能な設定値です.黒くハイライトされた部分(黒い地に白抜きの文字が表示されている)の意味の説明が右半面に表示されます.

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