ファイルの内容を変更する作業は,一般に,編集あるいはエディットeditと呼ばれています.
何も書かれていない白紙の文書に入力するのも,ファイルの内容が変更されるという意味では「編集」です.ですから,ソフトウェアを起動した直後から,作業対象のファイルを編集できる状態になっています.
その証拠に,ソフトウェアを起動すると,すぐ入力作業ができますね!
これを,「編集モードになっている」といいます.
モードmodeは,「流行」と同じ英語ですが,この語にはいろいろの意味があって,ここでは「ある種の状態にあること」の意味です.
編集作業の基本は,
入力位置の選択・変更
文書内容の入力
入力中の内容の変更,削除
入力済みの内容の変更・コピー・移動・削除
入力する文書の表現様式の変更
などです.これらはどの表現様式の文書作成にも共通しています.
これらの機能のための選択肢やメニューがどこにあるかを知らなくとも,捜せばきっと見つかる,といえます.
編集作業の基本は共通だといっても,表現様式が異なれば,入力する基本データは異なります.ワープロやテキストエディタなら文字や文章,図形ソフトなら要素的な線図,表計算ソフトなら数値や文字データ,お絵かきソフトなら絵などとなります.
そのため,ワープロの場合,最初の4つの基本作業は起動した状態でそのまま,マウスとキーボードを使うと出来るのですが,最後の表現様式の変更は,多くの場合,メニューの「挿入」を選ぶことで可能になります.
それは,表現様式を変更する作業は,「地」になる表現様式の文書の中に,異なる表現様式の部分を差し込む作業に他ならないからです.
いろいろなソフトウェアを起動してみて,その本来の処理対象である表現様式とそれ以外の表現様式について,各作業を行う方法を確認してみることを奨めます.