パソコンを利用する情報処理の基本は,キーボードを利用して行う指示や文章の入力です.これを上手にできるようになれば,パソコンの使い勝手が格段に良くなります.文字を入力するのに頭を使わなくて良くなるからです.

手書きするよりもはるかに高速に文章を書くことができます.そんなことは素人には難しいと思っている人は,一度,自分の名前をブラインドタッチで入力する練習をしてみて下さい.

キーボードのFJのキーには,見なくとも位置が判るように突起が付いています.左と右の人差し指をFJに置いて,この段のキーに順に中指,薬指,小指と置き,親指はスペースキーの位置に置いた手の位置をホームポジションと言います.

腕が不安定になりますので,手首の辺りから前腕を自然な姿勢で机の面に置きます.(マウスを使う時にも前腕の置き方は同じようにします.)

ホームポジションに指を置いて,あなたの名前のひらがなの打ち方を1文字ずつ練習します.1文字打つたびに,指の力を抜くと,自然にホームポジションに戻ります.必ずこれを励行して次の文字を打ちます.

私の場合なら,まず,sを打ち,指を戻して,eを打ち,というようにして「se」を何回も続けて打ち込みます.ローマ字が苦手な人も是非,この機会にローマ字での平がら入力をマスターして下さい.

(半角入力モードにして)sesesese・・・.次に,「ki」「gu」「chi」と進めます.画面を見ずに指の動きだけで各文字を打てるようになるまでやります.

次は,sekiseki sekisekiseki,というように2文字ずつやります.こうやって1文字ずつ増やしながら,名前全部を画面を見たままで入力できるようにします.

次には(全角入力モードにして)seと打って,(スペースバーを打ち,)ひらがなの「せ」を出せるようにします.これをすべての文字についてやります.

そうやって1文字ずつ増やしていって,名前全体を画面を見たままで,漢字で入力できるようにします.

常にホームポジションに指を置くことを励行しながら練習します.毎日2時間ずつ1週間位でしょうか.

これができるようになったら,「アルファベット」と「ひらがな」を次第に増やしていきます.

その後は,市販のキー入力練習用ソフトウェアを使うなどして,しばらくは我慢して毎日継続して下さい.初めのうちはイライラしますが,1ヶ月もすれば,ほとんど違和感がなくなります.それがパソコン攻略の近道になります.