前項の最後で作ったファイルは拡張子がtxtであることからわかるようにテキストファイルです.その内容をメモ帳で見てみましょう.

          \windows\system32\notepad task.txt(エンター)

と絶対パスでメモ帳のプログラムnotepad.exeの起動と,起動の時にカレントフォルダのファイルtask.txtを読み出して開くことを指示します.

メモ帳のウィンドウが作られて,そこにtask.txtの内容,つまり,tasklistコマンドの出力であるプロセスの一覧表が表示されます.

メモ帳はテキスト エディタですから,task.txtファイルを編集できます.tasklistコマンドがタスクマネージャ(2.16参照)のプロセスタブを選択した時と同じ情報の提供を指示するものなのが判りましたね.

タスクマネージャはtasklistを実行してその出力をGUIで表示しているのです.

同じようにしてインターネットエクスプローラIEを起動することもできます.cdコマンドを使って\Program Files\Internet Explorerへカレントフォルダを移動してから次のように入力すれば,指定したHPを閲覧できます.

          iexplorer www.do-johodai.ac.jp(エンター)

他のコマンドを利用すれば,利用中のパソコンのインターネット環境に関する情報を得ることもできますが,それをやってみることは第5部でのお楽しみとしましょう.

いくつかのコマンドを紹介しました.すでに述べたように150以上ものコマンドがありますから,GUIでできるたいがいのことはできるのです.

これらのコマンドを利用すれば,OSが行う処理のプログラムを書くことも可能です.もちろん,プログラミングのルールがありますから,それに従わなければなりません.

そのようなプログラムをバッチプログラムと呼び,それを保存するファイルをバッチファイルと呼びます.このファイルの拡張子はbatです.

 ただし,この話題に深く立ち入ることはしませんので,興味のある読者は,MS-DOSの解説書などを参考にして下さい.